スミクリン

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白鳥木材加工協同組合
Shirotori Mokuzai Kakoh Coopｅrative Society

　　土壌改良・農業　スミクリン・りん炭　


縮合リン酸（金属イオン剤）　＋　木炭（土壌改良剤）	サイズ：10mmアンダー
	[NET 10ｋｇ]PP袋入り

　農業にとって作物を育てる土作りは最も重要なことです。そこで、炭の持つ機能を利用して、９０％も無駄になっているリン酸肥料の肥効を増進させるリン酸入り木炭を開発いたしました。一般にリン酸肥料は１０％～１５％の肥効と言われており、その主な原因は土の中の金属と結合して溶けにくくなって根からの吸収を阻害しているからです。

　長年の宿願であるリン酸と金属の結合を避ける方法として木炭を作る過程で木質系素材と高純度のリン酸を混合しながら炭化すると、高熱によってリン酸が縮合リン酸に化学変化して金属と結合することなく、金属を包み込む形（キレート作用）で土との固結を軽減します。従って、根からの吸収が何倍にもなって肥効が大きく向上します。
　
また、多孔質であるため土の中において水分と空気を保持するために、リン酸を核として微生物が盛んに繁殖して肥料や有機物を分解して、吸収しやすく豊富な栄養を作物に提供することとなります。


		｝従来のリン酸肥料は耕土上部で金属と固定化｝縮合リン酸は根の先端で吸収

リン酸が欠乏すると

リン酸が欠乏すると、一般に細胞の分裂増殖が抑えられる。すなわち、発根が衰えたり、イネ科の作物のように分ケツするものでは分ケツが悪くなり、開花や結実も遅れる。　また、下葉や茎の下部が赤紫色を帯びて枯れるのが特徴である。

リン酸は植物体内で動きやすく、新しい葉や根の先端など代謝の盛んな組織に集積する。また、作物が成熟すると、茎葉中のリン酸は種子中に移行して、主としてフィチンとなって集積する。リンが　不足すると、古い組織中のリン酸は新しい組へ移行するので、リンの欠乏症状は下位葉などの古　い組織に顕れる。

植物は、分裂が盛んでリン酸の蓄えの少ない生育期には充分量のリン酸が必要である。

　加工及び成分　

　特　　長　

　炭化時に、素材と高純度リン酸を混合しながら焼くと高温によって、含有リン酸（オルソリン酸）の約８０％が土の中の金属と結合しない、即効性の縮合リン酸(ポリ・メタリン酸）に化学変化して、肥効が何倍にも向上します。従って、緩効性リン酸肥料では不可能であって追肥にも施用でき、元肥の無駄を減らすことができます。

　基材である木炭は、多孔質で保水性に優れており、特に植物にとって有効な微生物が水分と酸素を求めて集まり、リン酸を栄養として盛んに増殖します。
　土作りの近道は微生物の数を増加させることです。併せて１０％内外の肥効のリン酸養分が何倍も効くとなれば効用は品質改善、増収に大きく貢献します。

使用要領

使用方法

　リン酸入り木炭に担持されているリン酸は、大半が縮合リン酸ですから即効性で土に固定されないので、植物が最もリン酸を要求する生育初期に重点的に施用してください。
　後期において着色、糖度などの品質向上には、初期の半分量をデンプンの蓄積が始まる頃から使用してください。

　根の浅い作物には、適期の約１５日前頃に、根の深い作物には適期の３０日前頃に地表散布して下さい。土の中に鋤き込めば一層効果的です。尚、リン酸入り木炭３０ﾘｯﾄﾙに硫酸マグネシウム１ｋｇの併用をお勧めします。リン酸の肥効が、より向上します。使用量の目安としては、従来のリン酸肥料使用量の約３分の１で十分です。

		施肥量（１０a当たり）	同時施肥類	時　期	効　果
水稲		全面に２０袋	元肥、ケイカル	耕うん前	・地力の高揚と根張の強化による品質向上・１穂粒数の増加による安定収穫
リンゴもも・ネクタリンぶどう等果樹類		全面に２０袋	果樹専用元肥、堆肥	収穫後	・有用微生物の増加による弱樹の改善・樹勢回復の効果による品質向上・保水力の向上・但し、もものマンガン欠乏には施用しない
露地	野菜花	定植床を中心に約１００袋	堆肥、石灰類	作付け前の土作り時	・病気の発生抑止と根コブ病の軽減・土壌酸性化の防止・病気の発生抑止
ハウス栽培		定植床を中心に約１００袋	堆肥、石灰類	作付け前の土作り時	・ガスの吸着効果によるアンモニア濃度障害の防止・連作障害の防止による生産の安定・土壌酸性化の防止
家庭・園芸プランター		プランター容積の１０％～２０％	腐葉土園芸用肥料	植え込み時	・病気の発生抑止・水はけ、保水力の向上・鑑賞期間が長くなる
芝		約２０袋	春元肥	春季降雪時期	・地温上昇による生産の促進・融雪促進による土壌づくりの早期着手・緑色の冴え、草勢回復

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